「泣きながら翔べ」【梅組】【椿組】回顧

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少し遅くなりましたが、今日は2月22日(土)~24日(月・祝)に上演しましたリーディングライブ「泣きながら翔べ」を振り返りたいと思います。

この「泣きながら翔べ」は各4名が1チームとなり、2月~4月、5チームに分かれて3か月連続で上演いたします。

先週月曜日までの3日間、【梅組】【椿組】で上演しました。

この作品は2014年に上演したリーディング作品のリメイク作品。

AUBEの前身団体である「演劇ユニットレッドカンパニー」に2回出演してくれた上原ぺこさん(当時は結月えりさん)の誕生日ライブのために書き下ろした作品です。

当時は

結衣⇒上原ぺこさん
彩香⇒こまいぬさん
麻里⇒秋元美咲さん
天使⇒三上陽永くん

こんなキャスティングでした。

当時は30分ぐらいの作品でしたが、それを約1時間のAUBEらしい作品にリメイクしました。

当時の台本と今回の台本両方読んでもらった2月期のメンバーは「天使(エンジェル)が人間っぽくなった!」と言っていました。そうですね、そんな感じです。

でも、天使だけじゃなく、それぞれの役が全体的にボリュームアップし、それぞれより心理を掘り下げました。

【梅組】【椿組】とも、AUBE初顔が多いメンバー構成でしたが、唯一、【梅組】の伊集院あさひさんが、本公演・前回リーディング公演にも出演してくれていました。

その伊集院さんが、やっぱり私の台本をよくわかってくれているのか、この座組の最年少ながら引っ張ってくれて、色んな意味で、稽古はこの人中心に進んだような気がします。

やっぱり一度一緒にやったという関係性は、演出家と役者、役者同士、どんな関係性でも作品をよくするためにいい方向に働きます。これは、うちの本公演でも言えることですし、他の団体さんでもそうでしょうし、舞台づくりとはそういうもの。私にとっては心強かったです。

【梅組】は稽古からかなり良かったです。

本番、土曜日の【梅組】公演、いきなり素晴らしかった。

昼公演・夜公演両方、先行してシーンを展開する小荒井さんと谷田さんがしっかり演じてくれて、中心役の伊集院さんとヤマダムこと山田さんのエンジェルが素晴らしく、どんどんお客様を引き込んでいく公演になりました。

そして日曜の【椿組】。

【椿組】は稽古で、私の演出方針である「苦しい所で芝居をする」というのがつかめない稽古が続きました。しかし、本番になって劇的に良くなりました。

日曜の【椿組】公演は、稽古の出来からは想像を絶するぐらいの良さに変化し、良い公演になりました。みんな、いい意味で苦しみだした笑。勿論、台本にも共演者にもなじんできたというのもあったと思います。とにかく本番で一気に伸びました。

そして月曜の【椿組】・【梅組】の公演。

両公演とも、みんな出し切ったという、素晴らしい回になりました。

土曜・日曜に「もう一回みたい」というお客様のお声をたくさん頂戴し、複数回目の方も何名かいらっしゃって、月曜の【梅組】の千秋楽は超満員で、素晴らしい千秋楽となりました。

【梅組】

山田久恵さん(ヤマダム)

この人はもっと活躍できる人。もっともっとどん欲に、そしてチャンスをもらって演劇界に進出してほしい人。人の良さが演技ににじみ出ている。もちろん基礎的な演技力とか、役者にとって大切な感性、高いレベルで持ち合わせている。足りないのは、貪欲さとチャンス。この人の「エンジェル」が今公演の皮きりで本当良かったし、私自身が助けられた。

伊集院あさひさん(あさひ)

この人は、AUBEでは、ねじまがった性格の役ばかりキャスティングしてきましたが笑、今回は真っ直ぐな正統派。そういう役だと、こうなるのかという発見が多数。この人はやっぱり天才肌。私が天才肌と呼ぶ所以は、読解力の深さがひとつ。「深読みになるな、お客様の速度で」というのがこの人への定石のダメ出しですが、それはそれですごいこと。もうひとつは、気持ちがのった時にすごい表現が出てくる。反対もあるけど。まだ10代。もっともっと活躍できる。

小荒井陽花さん(おはる)

この人は、独特の個性の持ち主です。オーディションからものすごく面白かった。台本稽古に入ってみると、個性以上に演技力がしっかりしていたので、非常に演出が楽でした。何も言わなくてもやってくれる勘の良さがあって、彼女の一つの強みだと思います。そこに、彼女の独特の個性がのっかってくれば、もっともっと面白い役者になると思います。

谷田藍さん(たにさん)

この人はもっとできる人です。それはもう、芝居畑の碗プロダクションさんの役者さんですし、稽古場の居方でわかる。「稽古の居方」ってあるんですよね。AUBEは若い女性団体なので、委縮させないためにあんまり「稽古の居方」について言わないようにしてるんですが、まずそれが完璧だった。役への取り組み方ももちろん良かった。今回は本人のいいころで使ってあげられなかったかもですが、もっと活躍できる人だと思います。

【椿組】

藤田明日香さん(ふぁーさん)

この人は、誰とも分け隔てなく交流できる人の良さがあります。まあ、休憩中でもよくしゃべっていました笑。ムードメーカーであり、2月期は彼女の明るさに助けられた部分があると思います。演技もしっかりしていましたし、この天使という難しい役をしっかり演じてくれ、私に多くのヒントを与えてくれました。多少癖があるので、稽古中に指摘しましたが、癖を修正しつつ、ムードメーカーぶりをどんどん発揮して、伸びていってほしいです。

夏椿さん(なっちゃん)

この人は、性格がはっきりしているのが彼女の個性。良くも悪くも長所と短所がはっきりしているので、シンプルに長所を伸ばしていくのが良いと思います。特に若いころは。短所は徐々に気付いて、0に持っていけばいい。役者としては、そこそこ技術もあって、意識も高い。今回は悩んだ公演になったかもしれませんが、意識は高いだけに、色んな現場で色々吸収して、どんどん成長してほしいと思います。

平林苺依さん(べびたん)

この人は、不思議な能力の持ち主です、いい意味で。スキル・チャンス、もっと必要ですが、人が持ちえないものを実はたくさん持っている。こういう人にもっとチャンスを与えたいといつも考えています。一つ上げると、感情表現がビンビン来る人です。嘘がない、とも言えます。今回の彩香も、難しい言葉に苦戦してはいましたが、回を追うごとに良くなっていき、感情表現の精度はどんどん良くなっていました。

橋本麻祐さん(はっしー)

この人は努力家で、バランスの取れた人です。今公演もしっかりと取り組んで演技してくれました。形にしていくうえで、細かい所にも気が付く良さがありました。私は橋本さんは総合力タイプだと思います。総合力タイプは、総合力を総合的に上げていくのが道筋だと考えています。なので、好き嫌いなく色んなことに取り組んで、トータルパワーを身に着けていくと、もっと活躍できる役者になると思います。

さて、今公演はまだまだ続きます。

新型コロナが猛威を振るっておりますね。

演劇公演の中止も相次いでおります。野田兄ぃが声明出したり、それに対してたくさんのバッシングがきたり、演劇公演の中止は自己負担で対応しろと国会で言及されたり。のわりに、マスクの流通、完全にスベっとるし。

思うことが山ほどあるので、また書きたいと思いますが、とりあえず再来週の3月期【桃組】【桜組】、今のところ開催予定です。

3月期は、現状でもたくさんのご予約をいただいております。

一応、安倍総理は、本日の国会答弁でも今週来週で食い止めるという主旨のことをおっしゃっておるので、それを信じて、私たちも万全の準備をして、稽古して、本番に臨みます。

ただし、お客様の健康が第一であり、ウィルスの拡散を止めることに国民として協力することは、異論ございません。

安倍総理が言っている方向に事が進まなかった場合は、開催の再考をいたしますが、現状は開催の方向でございます。

マスクは、多少数に限りがありますが、お客様の分もAUBEの在庫がもう少しありますので、ご用意してお待ちおります。

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