レッドカンパニー山本です。

今日もブログを覗いていただいてありがとうございます。

今日は、先週6月22日土曜日に行いましたリーディングライブ「星を買いませんか」

6月22日(土)12:30 高橋佑奈・花井円香
6月22日(土)15:30 花井円香・為成初音

について書き込みたいと思います。

12:30からの回。高橋佑奈さん(いい加減な女芸人・綾乃役)と花井円香さん(恋に一途な女・有紀役)。

同じ事務所のこのお二人。AUBEには、ここ最近交互に出演してくれており、他現場でもそうなることが多いらしく、共演はレアだそうです。

そのため、あえてキャスティングしたこのペア。

良かったです!

完成度が高かった!

高橋さんは、持ち味のきっちりしたお芝居で組み立ててくれて、ストーリーを作っていくれました。

私が見ていた位置からは高橋さんの表情がよく見えて、一つ一つの芝居をきっちり作ってきてくれていたのがよく伝わりました。細かい表情もしっかりしてた。

花井さんは、前週に行った稽古のダメ出しを踏まえて、大分役を進化させてきていました。10連敗の重さ、不倫の辛さ、感情表現が稽古よりも2段階ぐらい進化してました。

ただ、この台本、人生の挫折、不倫、20歳になったばかりの2人には、少々難しいテーマだったと思います。

その中で

「きれいよりざらざら」

と私は稽古でオーダーし、何かを突破しようと2人ともチャレンジしていたステージだったような気がします。

「きれいとかうまいとかもういい」と高橋さんは前回公演から役者としてもがく時期にあるようです(20歳でその時期が来るのはすごいこと)。

今回のリーディングでは、完成度が高い中、決まり事もきっちり守って作品として成立させていく中で、ざらざらとした自分の個性をいかに出すか、細かく何度もチャレンジしていました。

実は稽古後に2人と(為成さんも)一緒にご飯を食べたんですが、高橋さんに「誰にも出来ない個性がもう一つ身に付いたら、佑奈は無双」と伝えたんですが、間髪入れずで「はい!」と力強く答えていました。

つまり、そのことは重々わかっていて、今まさにもがいている、今そこにいるんだと思います。

私がよく言う「OSをもう一つバージョンアップさせる」という段階で、OSがバージョンアップするのは、2年3年かかるところ。

でも、もしOSがバージョンアップされたらすごいことになるんですよ。ウィンドウズ7がウィンドウズ10になるように。

ちなみに、そのOSのバージョンアップまで努力や辛抱できないで、辞めていく人がこの世界の大半。

役者だけでなく、プロスポーツの世界でもそうかも。OSのバージョンアップについていけないと、高校や社会人では活躍できたのに、プロではイマイチみたいなことになる。

もしかしたら、今そこに取り組んでいるかもしれない高橋さんは、今回のステージがひとつのきっかけとなって、ひとまわりもふたまわりも良い女優になってくれたら嬉しいなと思っています。

終盤いいところでゲリラ豪雨が訪れて、ちょっと雑音が入ったのがやや残念。でも天候はしょうがないね。

15:30の回、花井円香さん(いい加減な女芸人・綾乃役)・為成初音さん(恋に一途な女・有紀役)。

作品として、非常に良い回になりました。

正直、初演含めて14ペア目で、ある意味一番良かったかもしれませんね。

それぐらい良かったです。

花井さんは「綾乃」役の方が合っていたのかもしれないし、為成さんは「有紀」役の方が合っていたのかも、そういう配役のバランスもあったかもしれませんし、二人は会って2回目なのに、相性の良さも非常に感じました。

回し役である綾乃役の花井さんは、12:30からの回の反省をふまえて、うまく間を使いながらゆったり太い感情を出しており、それを受けて、感情を発展させる為成さんがしっかり心を震わせて読んでくれていました。

花井さんは、この公演にすごく取り組んでくれたのが伝わるリーディングで、よく本を読んでいるな、というのを随所に感じました。

それは為成さんも同じで、2人ともよく本を読んで本番に臨んでくれていました。

花井さんは、本公演でもそうですけど、あのシーンのあれはこういう感情があって、でもこういうのもあって、あそこはああで、こうかもしれなくて。

ずーっとしゃべってるんですよ。役の気持ちを。

人間を演じるのが本当好きなんだなといつも感じます。

これだけで、花井さんの役者としての才能を十二分に感じます。役者というのは、人間を演じるのが仕事ですから。

花井さんは、一つ一つの感情にきっちり向き合って自分の心のフィルターにかけて、どんな感情が生まれるかを一つ一つ確認し、それを表現として本番に出してくる人なんで、それがやっぱりいいですよねえ。

そして、それは為成さんもそうなんですね。

この人も、役の気持ちをすごい考えてくる。

その辺が私がアフタートークで言った「二人は演技の質が似たタイプ」というところで、あるお客様が記念撮影中におっしゃっていた「二人とも役に憑依するタイプだよね」というところとリンクしています。

ステージの中で、花井さんも感極まっていましたし、為成さんもハンカチを持ち込んで何度も鼻水を拭きとっていましたが、為成さんの最後の長セリフは凄かったですよねえ。

心が震わないとと、そういう声は出ないだろう、という言う声が出ていて、すんごい、ドキッとさせられた。

「星を買いませんか」という企画はいわゆる朗読劇ですが「リーディングライブ」と銘打っており、この2人のステージは、本当ライブだったなあと思いました。

いや、長く書いてしまいましたが、本当良い2ステージでした。

来月は

2019年7月21日(日)12:30 赤尾優美・中山穗乃楓
2019年7月21日(日)15:30 沢井彩華・雫石愛佳

というペアで上演します。

ご予約、絶賛お待ちしております。

https://www.aube-girlsstage.com/next.html